本記事では、UbuntuにPythonの開発環境を構築し、Hello World!を出力する方法を紹介します。
本記事では既にUbuntuがインストールされていることが前提です。WindowsPCでUbuntuをインストールする方法はWindowsPCにUbuntu環境構築する方法を参照してください。本記事での環境は以下です。
・Ubuntu 24.04 LTS
必要なパッケージをインストール
以下のコマンドでパッケージを最新のものに更新します。
sudo apt update
sudo apt upgrade
Ubuntu 18.04以降のバージョンでは、Python3がデフォルトでインストールされていますが、念のために以下のコマンドを使用でインストールします。
sudo apt install python3
以下のコマンドでpython3のバージョンを確認します。
python3 --version
私の環境はPython 3.12.3
でした。
以下のコマンドでPythonパッケージマネージャ(pip)をインストールします。Python関連のパッケージはこのpip
を使ってインストールすることになります。
sudo apt install python3-pip
Hello World!してみる
Pythonの開発環境は整ったので、実際に簡単なコードを書いて実行してみましょう。
任意のディレクトリにhello.py
というファイルを作成し、以下のコードを書いてください。
print("Hello, World!")
以下のコマンドでhello.pyを実行してみましょう。
python3 hello.py
コンソール上にHello, World!
という文字列が出力されていればOKです。
(任意)インタラクティブシェルからの実行
Pythonのインタラクティブシェルを使えば、対話型シェルが起動し、すぐにPythonコードを入力して実行することができます。
以下のコマンドでインタラクティブシェルを起動します。
python3
以下のようにシェルが起動するので、先ほどと同じコードを書いて実行してみましょう。
Python 3.12.3 (main, Apr 10 2024, 05:33:47) [GCC 13.2.0] on linux
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> print("Hello, World!")
Hello, World!
>>>
Hello, World!
が出力されました。
さいごに
以上、「UbuntuでPythonの開発環境を構築する」でした。今回はHello Worldを標準出力しただけですが、別の記事ではもう少し複雑なコードを書いてみましょう。