Flutterとは
Flutterは、Googleによって開発されたオープンソースのUIフレームワークです。主にモバイルアプリケーションの開発に使用されますが、Webアプリケーションやデスクトップアプリケーションの開発にも対応しています。Flutterを使うと、単一のコードベースからiOS、Android、Web、Windows、macOS、Linuxなど複数のプラットフォーム向けのアプリケーションを作成することができます。
使用する言語
FlutterはDartというプログラミング言語を使用して開発されます。DartはGoogleによって開発された言語で、シンプルで学びやすく、特にUIの構築に適しています。初版は2011年に公開され、現在はバージョン2が出ています。
DartはC言語系の構文を持ったオブジェクト指向プログラミング言語であり、、JavaScriptやJava、C++などのプログラミング言語に似ているため、これらの言語を知っている開発者にとって学びやすいです。また、Dartは豊富なツールを提供しており、Dart SDKには、パッケージマネージャ、静的解析ツール、コマンドラインツールなどが含まれています。VS Codeにも、DartおよびFlutterの拡張機能があるので、開発環境は整っていますね。
Flutterの特徴
Flutterには以下のような特徴があります。
- 高速なパフォーマンス
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Flutterはネイティブコードにコンパイルされるため、高速なパフォーマンスを実現します。特に、スムーズなアニメーションや高いフレームレートが求められるアプリケーションで優れた性能を発揮します。
- 豊富なウィジェット
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Flutterは多くのカスタマイズ可能なウィジェットを提供しており、これらを組み合わせることで独自のUIを簡単に構築できます。
- ホットリロード
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コードを変更すると即座にアプリに反映されるホットリロード機能を持っており、開発効率を大幅に向上させます。
- シングルコードベース
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一つのコードベースで複数のプラットフォーム向けのアプリを開発できるため、開発コストと時間を節約できます。
- 優れたドキュメントとコミュニティ
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富なドキュメントと活発なコミュニティがあり、開発者にとって学びやすく、サポートも受けやすいです。
さいごに
Flutterは、複数のプラットフォーム向けに高品質なアプリケーションを効率的に開発するための強力なツールです。Googleが開発しているということもあり、開発者にとっては、学びやすく、使いやすいフレームワークとして人気があります。
以下の記事で、Flutterの環境構築手順をまとめていますので、使ってみたい方はご覧ください。